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リスク
Risk

日本企業の地政学・地経学リスク対応支援

米中デリスキリング、ウクライナ情勢等によるサプライチェーンの混乱など日本企業の海外進出における環境は揺れ動いている状況です。
地政学・地経学リスクが高まる状況下において、日本政府として日本企業の海外市場開拓・輸出の拡大を促進し、地経学リスクが高い地域でリスクマネジメントを行いながら事業の成長を実現するための戦略策定をさまざまな専門チームとコラボレーションしながら支援しました。
地政学・地経学リスクが高い国・地域での事業戦略の策定支援の事例をご紹介します。

EYの体制とそれぞれの役割

経済産業省、現地大使館、EYストラテジーアンドコンサルティング株式会社、EY弁護士法人、現地コンサルティングファームが連携して、現地日系大企業の事業戦略の策定支援を行いました。
このプロジェクトは、PAチームがPJ全体をリードしつつ、EY弁護士法人、および、外部コンサルティングファームも参画している大規模プロジェクトです。各チームがそれぞれの専門知識とスキルを持ち寄り、連携してプロジェクトを推進してきました。
この協力体制により、より包括的で効果的なソリューションを提供し、地政学・地経学リスクに直面する日本の民間企業の既存事業リスク分析を行い、今後の事業戦略を検討する上での重要な示唆を提供することに成功しました。

クライアントに提供したEYならではの価値

■グローバルネットワークと専門性

EYは世界150以上の国・地域に拠点を持ち、現地法制(会社法、労働法、税務、会計等)に精通したプロフェッショナルネットワークを有しています。
そのネットワークを生かし、サプライチェーン混乱等に影響を受ける日本企業に対して、海外進出先の市場環境に関する高度な知見と対応策を提供しました。

■経営判断支援の実績

経営判断支援や事業継続計画(BCP)の策定、運用における豊富な実績を生かして、企業の海外進出に伴うリスク評価、経済情勢や地政学的な変動に対する戦略的判断を支援しました。

■SAP データ駆動型アプローチ

EYが提供しているデータ分析、デジタル技術を駆使した、事業者の課題解決をサポートするソリューションをもとに、市場分析、法令順守の効率化、レポート作成など、データに基づいた意思決定を支援しました。

プロジェクトにおける困難点

■未曽有のリスクへの対応

米中デリスキリング、欧米諸国による特定国・地域への制裁の強化、台湾有事リスクの中長期的な蓋然(がいぜん)性の上昇など、地政学・地経学リスクは深刻化する状況であったものの、日本企業は中長期の外部リスクへの対応が遅れている状況でした。
発生した地政学・地経学リスクへどのように対応すべきか、今後の事業戦略を策定する上で鍵となるマイルストーンは何か、企業の全社事業のポートフォリオにおいて当該地域の事業はどのような意義を有しているのかなど、これまで日本企業が直面したことがない未曽有のリスクへの対応が困難でしたがEYのグローバルネットワークと専門性を生かし支援することができました。

■地政学・地経学的リスクの複雑さ

ウクライナ情勢をはじめとする地政学・地経学リスクが複雑化しており、サプライチェーンの分断、現地法制の変化、経済的不確実性が企業に大きな影響を与えています。複数国における法務・税務・労務の違いも高度な対応が求められます。
地政学・地経学的変化を捉えた専門的な経営判断支援を通じて、企業が戦略的にリスクを管理し、成長市場へ進出することに貢献できる点に大きな達成感があります。

■企業ごとに異なる経営課題への対応

支援対象企業が抱える課題は多様であり、業種、規模、市場環境、事業形態によって課題解決のアプローチが異なります。
1つのテンプレートでは対応しきれないため、柔軟かつ精緻なサポートが求められる難しさがありましたが、企業固有の課題に深く関わり、カスタマイズされた解決策を提案・実行することで、企業の持続的成長を直接支えるやりがいがあります。

チーム紹介

リスク

リーダーメッセージ

マーケット環境変化のドライバーを洞察し、シナリオを描く
リスクコンサルトの構想力