PMI・カーブアウト・組織再編
Transaction Strategy and Execution
消費財メーカーの同業他社買収におけるPMI計画策定支援
業界のリーディングカンパニーであるクライアントは、ポートフォリオ拡充/顧客基盤の拡大を目的に、類似商品を取り扱う競合企業の買収を実行。
本買収は、クライアントの中期経営計画の実現に向けた重要な位置づけであり、マーケットにおいても注目度の高いM&Aであったことから、取締役や株主等のステークホルダーに対し、精緻に分析されたファクトに基づくPMI計画を示す必要があった。
EYの支援
買収実行に向け各種DDにEYの各サービスライン連携のもと取り組み、M&A契約締結後、ポートフォリオ拡充/顧客基盤の拡大の目的に沿ったPMIを支援。
統合後のKPI策定や具体的なスケジュール作成のみにとどまらず、EYオフィス内に設置されているEY wavespace™を用いて、 Day1後の事業運営を見据えた関係会社のマネジメント層の交流・今後の将来像に関する討議を行う対面形式のワークショップの企画・運営を実施。
クライアントに提供したEYならではの価値
- M&A契約締結後、本案件に対してDDフェーズから深い知見を有しているメンバーを中心に、早期にPMIプロジェクト体制を立ち上げることができた
- Day1後、速やかに対象会社従業員がPMI計画に取り組めるよう、対象会社の定性/定量的な情報にアクセスした上、外部/内部環境を改めて分析し直し、対象会社が置かれたビジネス環境に対する危機感の醸成とシナジー実行必要性の機運向上に従事
- 対象会社の詳細データやリーダークラスとのディスカッションを通じ、DDで想定していたシナジーの精緻化や早期刈取の可否検討、また、新規シナジー/ディスシナジーの特定を通じ、事業計画を上方修正しステークホルダーの期待に応えることができたのは、クライアントの目指す方向を示すだけでなく、どのように実行していくべきか、どのように課題を解決すべきかのディスカッションを重視するTSEだからこそ実現できた