研修制度 社員の声
Our People’s Voice
仕事をしながら無料で経営学修士が取得できる 「Tech MBA」と、社内資格認定制度 「EY Badges」
EYは、デジタル時代に相応しいスキル習得やクライアントサービス品質向上の一環として、コンサルタントが自由に利用できる多様な研修・制度を導入しています。数ある研修・制度の中でも、社内資格認定制度である「EY Badges」は多くのコンサルタントの専門性を高め、自身が希望するキャリアパスを明確にするために活用されています。また、2020年に新たに導入された全EYメンバー30万人が受講可能な「EY Tech MBA」では、授業のすべてがオンラインで行われ、これまでに類を見ないMBA取得制度として注目されています。それぞれの制度について、現在「EY Tech MBA」取得を目指しているD.O.さんと、既に「EY Badges」を複数取得されたR.K.さんお二人のコメントも交えご紹介します。
EY Tech MBA(経営学修士)
EYでは、Hult International Business School※1と提携し、EYでの業務に従事しながらオンラインでのカリキュラムを受講することで、正式なMBA学位を取得することが可能です。一部の方※2を除き、EYのプロフェッショナルであれば職掌や職階、在籍期間に関係なく無料で取り組むことができます。MBAを無料で取得できる制度は業界初の試みになります。
具体的には、以下の3つのカテゴリーから、それぞれ定められた要件に沿って16個のEY
Badges(EY内部の資格認定制度)を取得し、最終のCapstoneプロジェクト(ビジネスチャレンジ・ケーススタディなどを予定)を修了することでMBAを取得することが可能です。
- テクノロジー
- リーダーシップ
- ビジネス
※1 Hultはスキルを重視した教育と実践的な学習への取り組みで知られており、世界でもトップクラスのビジネススクールとして位置付けられています。
※2 派遣職員、外部コントラクターおよびインターンの方はご利用いただけません。
<経歴>
大手SIerにて銀行システムの開発に携わる。邦銀海外店向け勘定系システム開発プロジェクトのリーダーを経て2016年に入社。以降、メガバンク傘下の海外銀行態勢調査、メガバンク海外システム戦略策定、メガバンク/メーカーサイバーセキュリティ態勢構築等の支援プロジェクトをリード。
キャリアを継続しながらMBA取得を目指せる
もともとMBAの取得を目指して米国の大学に進学しましたが、MBA課程に進む前に数年間の実務経験を積んだ方が良いと思い、学部卒業後いったん日本で就職しました。その後も夏休みを利用して海外大学院のキャンパス見学をして回りましたが、キャリアを中断するまでは踏み切れず、MBA取得は半ば諦めていました。
そんな中でEY Tech MBAの発表があり、キャリアを継続しながらオンラインで正式なMBAを取得できることに大きな魅力を感じ、受講を決意しました。また、今までもEYが提供していたオンラインのコースを受講していたので、それらがTech MBAの取得単位にカウントされることでMBA取得までの道のりが近く感じられたことも大きいと思います。
世界中のEYメンバーとネットワークを築ける
EY Tech MBAは、通常のMBA同様の座学に加え、学習で得た知識を業務に応用した実務経験が求められます。そのため、MBA取得を待たずともオンラインで学んだ最新の技術情報などを業務に適用してみて、より深く学ぶ必要のある領域を特定、履修する分野を決めるといったループを繰りすことが可能です。
EYでは組織を超えたコラボレーションを行うことが高く評価される文化があります。Tech MBAはHultの教授のサポートを受けながら世界中のEYメンバーとディスカッションや共同作業を行う形でカリキュラムが進行するため、それらを通じて培った海外メンバーとのネットワークやコミュニケーションの経験は、キャリアアップに大きく寄与するものと思います。
EY Badges
EY Badges はデジタル時代の人材育成を目的としたEYグローバル共通の社内資格認定制度です。EY社員であれば誰でも取得可能です。デジタル時代に相応しいスキル習得やクライアントサービス提供を支援することを目的とし、テクノロジー領域では、以下の4分野が特に人気が高いです。
- AI
- データトランスフォーメーション
- データビジュアライゼーション
- インフォメーションストラテジー
<経歴>
前職の大手プラントメーカーでは、中東・東南アジア等のオイル&ガスプラントEPC事業における財務・会計・税務管理を担当。2018年にEY入社。
実践でも確実に役立つ、EY Badgesの多様な研修内容
EY Badgesの研修では、数多くのテーマにおいて体系立てて学ぶことができます。この学習は、知見のない領域の業務にアサインされた際に非常に役立ちました。あるインフラ事業のマーケティングプランを提案するケースにおいて、Marketing Badgeの講座を受講し、代表的なマーケティング手法や理論、世界的有名企業の事例を学びました。クライアントが置かれた状況に近い事例に接し、有効なプランの提案を実現することができました。
ライフスタイルに合わせて柔軟に学べるEY Badge
EY Badgesは自分のペースで柔軟に学べることが魅力です。私は4歳の子どもの育児中で、まとまった学習時間を確保することがなかなかできません。それでも、通勤中にオンラインラーニングを受講したり、子どもの就寝後にレポートを書いたり、スキマ時間を活用しながら2年以上かけて16種類のEY Badgesを取得することができました。
EY Badgesでは、MBAに必要なファイナンスやストラテジーだけでなく、AIやサイバーセキュリティなどのテクノロジーに関する講座も多く用意されています。例えばData Visualizationでは、収集したデータをいかにわかりやすくレポートやウェブサイトで表現するか、といったデザイン的な素養を磨くことができました。未知の分野だけでなく既知の分野においても、学術的な考え方や背景を学び直すことで、新たな気付きを得られます。
また、EY BadgesはEY Tech MBAの取得要件となる点も魅力だと感じています。
MBA取得は学生時代からの夢でもあったことから、EY Badgesで習得した知識を生かし、今後、より実践的なEY Tech MBAのモジュール(集中講義や実践プロジェクトなど)を受講することを楽しみにしています。 Badgesの活用の仕方の1つなのではないかと考えています。