EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

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デジタル・プラットフォーム
Digital Platforms

グローバル企業の経営課題解決に向け、テクノロジーの切り口からアプローチ

デジタル・プラットフォームユニット(DP)は企業の基幹業務(購買・生産・販売・会計等)を対象に、テクノロジーを活用した業務変革のプロジェクトを国内・グローバルで幅広く実施しており、企画・構想策定から計画、要件定義、導入、稼働後支援までトータルにサポートしています。

ディレクターHiroaki

日系事業会社にて、経理シェアードサービス業務、財務業務に従事。その後総合コンサルティングファームへ転じ、財務・経理領域に係る戦略立案や組織再編、制度改正対応、基幹システム導入を伴う業務改革等の支援に従事した後、EYSCに参画。
EYSCではテクノロジーコンサルティングに所属。金融業・製造業・物流業等へのERP導入に係る構想策定・要件定義フェーズ支援を中心に、実装に係るフェーズのPMOに係るアドバイザリー、BPR支援等の、システム導入を起点とした基幹業務機能改革を支援。
2児の共働き家庭の父親として、メンバーとともに、プロジェクトワークと私生活のワークライフバランスを日々模索中。

シニアマネージャーMotoi

新卒で国内大手SIerに入社し、SEとして貿易物流関連のシステム開発に従事。同社内でアカウント営業を経て、よりグローバルな環境を求めITコンサルへキャリアチェンジ。元々の専門領域であった貿易物流業務をベースに、SAPのキャリアをスタートさせ、大手製造業向けのSAPグローバル展開プロジェクトに複数参画。その後、事業会社のIT部門を経て、EYに参画(コンサル復帰)。現在は、自身の強みである貿易物流×グローバル対応力を生かし、日本、欧州、米国、アジア・パシフィック、中国をまたがるグローバル企業向けのSAP導入プロジェクトに従事中。もうすぐ2児の母として、仕事と育児に奮闘中。

付加価値を意識した基幹システムの導入支援

デジタル・プラットフォーム(DP)はどういったプロジェクトを手掛けているのでしょうか。

Hiroaki

デジタル・プラットフォーム(DP)は、SAPをはじめとする基幹システム導入の切り口から、企業の経営課題解決を支援するユニットです。基幹システム導入は構想を描くところから実装、稼働後の支援と、上流から下流まで多様なプロセスがある大きなプロジェクトですが、EYは経営課題の解決の手段としてテクノロジーを活用するという視点に立ち、上流の構想策定からクライアントと二人三脚で進めることを重視。国内・グローバルでの導入ケイパビリティを活用し、クライアントに寄り沿いながら、導入・稼働後支援までを一気通貫で支援しています。
私は現在2つのプロジェクトに関わっています。1つは物流業の会計システムの構想策定で、もう一つは製造業の販売・物流領域の導入プロジェクトで、こちらではプロジェクトマネジメント支援のロールを担当しています。
会計システムはEYのファイナンスユニットのコンサルタントと、販売物流のプロジェクトでは自動車・運輸ユニットのコンサルタントと協業しながら推進しています。

Motoi

私はDPの中ではグローバルにシステム導入を支援するプロジェクトを担当しています。EYは国内企業向けの開発案件のみにとどまらず、より付加価値の高い、グローバルでのシステム導入支援をメインに手掛けるという方針があり、例えばクライアントは日本の会社で、米国、ヨーロッパ、アジアなどの海外拠点に標準化された新しいシステムを導入したい時、各地域のコンサルタントと多国籍チームを組み、グローバルレベルでのプロセスやシステム機能の標準化を推進し、システム導入をサポートします。この時、クライアントのやりたいことをそのまま実現するというだけでなく、他社の事例やグローバルスタンダードを紹介しながら、業務改革につながるシステム導入を支援しています。
現在は医療機器メーカーのシステム導入プロジェクトを担当しています。各地域からそれぞれ40~50人の体制で参画する大きなプロジェクトで、最初の2年はロジスティクス関連のチームリードとして、クライアントと要件や業務・システム課題を確認しながら、機能の開発や設定を進めていく役割でしたが、半年ほどの産休と育休を挟んで、現在はプロジェクト全体が健全に動いているかを管理するPMOを担っています。

HiroakiさんとMotoiさんはいずれも2020年にEYに参画したそうですが、その経緯を教えてください。

Hiroaki

私は新卒で事業会社に入社し、7~8年経理の実務に携わっていました。その中で自社だけでなくいろいろな会社に横断的に関わりたいと思うようになり、また、通常の業務だけでなく企業の変革のタイミングで価値を発揮できるようになりたいと考え、 EYとは別の総合系コンサルティングファームに転職しました。

テクノロジー関連の仕事をしていたのではないのですね。

Hiroaki

最初の転職先であるコンサルティングファームでも、国際会計基準の適用や会社の分社化にあたっての財務構造の設計など、ファイナンス領域を専門にしていました。その中で、SAP S/4HANAを中心とした、基幹システムの刷新という、大きなトレンドが出現、私もファイナンス領域の専門家としてプロジェクトに関わることが増えていきました。
基幹システムの導入は一義的にはシステムのプロジェクトではありますが、システムは、企業活動を推進する、あくまで一手段・一要素であり、その他の要素である、業務や組織、人材要件等と併せ、経営目線からの最適解の検討・導出が必要であり、かつその解がクライアント企業におけるタイムライン・コスト目線に照らして実現可能であることが必須です。これをクライアントとひざ詰めで議論し、結論へと昇華させるプロセスを面白く感じて取り組んでいたのですが、前職は会社の方針がシステム実装にシフトしていく流れを感じ、経営目線での課題解決に重点を置いたテクノロジーコンサルティングを志向しているEYに転職しました。

2回目のコンサル転職、決め手は「人」

MotoiさんはSIerとコンサルティングファームのどちらも経験しているそうですね。

Motoi

新卒で国内のSIerに入社し、エンジニアとしてキャリアをスタートしました。私は学生時代からグローバルな環境で仕事がしたかったのですが、その会社では国内メインで事業を展開しており、その中の少ない機会を得ることは難しいと分かっていたので、外に機会を求めて転職活動を始めました。右も左も分からない中で、漠然としたグローバルへの思いとそれまでの経験を基にエージェントから勧められたのが、総合系コンサルティングファームのテクノロジーコンサルタント職で、深く考えることなく転職しました。その時はコンサルタントになりたいというよりも、グローバルな仕事がしたいという気持ちが強かったです。
それまでは、基幹業務や基幹システムには関わりがなかったのですが、SAPはグローバル案件が多く、知見も海外に多く集約されているため、英語を使ってグローバルな仕事をしたいという自分の志向に合っていました。私のSAPコンサルタントとしてのキャリアは、そこからスタートしました。
その後、事業会社に転職してSAPを導入する側の仕事もしました。SIer、コンサルティングファーム、事業会社を経験したことで、コンサルタントの仕事が一番やりがいや成長を感じられると再認識し、EYに転職しました。

テクノロジーコンサルティングファームの中でEYを選んだ理由は?

Motoi

SAPはテクノロジー部門を擁するコンサルティングファームならどこも手掛けています。だったら誰と働くかを重視したいと思いました。EYには以前一緒に働いた上司がいて、仕事のやり方が合うと分かっていたのが決め手です。また、EYは他社と比較してもグローバルとの結びつきが強く、表面的な協業関係ではなく、さまざまな地域のコンサルタントが同じプロジェクトに従事するケースも多く、その中から新しい知見・経験を得ることができます。グローバルな環境で働くという意味では、EYSC社内にも外国籍のメンバーが数多く在籍しており、日比谷のオフィスにいるだけでも、それを実感することができます。

Hiroaki

私は事業会社から1社目の転職の際は、ブランド力・規模ともに大きく、多様な経験を積むことができそう、という理由で別のコンサルティングファームに入社しましたが、いろいろなプロジェクト経験を積む中で自分の志向を再評価、各ファームの志向する方向性と照らし、より自分に合った組織を選びました。

ユニットにはコンサルタント未経験で転職してくる人も多いですが、どういう点に魅力を感じているのでしょうか。組織の雰囲気も含めて教えてください。

Hiroaki

SIer出身のメンバーは多く、事業会社をバックグラウンドに有するメンバーも在籍しています。私と同じように、経営課題解決のためのシステム、という考え方のもと、上流から入って一気通貫で支援できる点に魅力を感じて入社するメンバーが多いです。また、グローバルプロジェクトが多いことに魅力を感じ、活躍のフィールドに広がりを持たせられることに魅力を感じた、という声も多いです。

Motoi

協力し合いながらチームワークで乗り越えていこうという雰囲気が反映し、柔らかい印象があります。会社のイメージカラーもイエロー系で明るいイメージがありますが、実際に皆さん明るく柔らかいです。

Hiroaki

私は上流の構想策定を中心に手掛けているのですが、3~6カ月のプロジェクトを数多く推進する形が多く、そのためクライアントへの提案活動に多く携わります。その際、ビジネスコンサルティングのユニットや、セクターのユニットとコラボレーション体制で推進するのですが、フレンドリーで風通しの良い雰囲気や、組織が活発なコラボレーションを後押ししている背景もあり、良いものを一緒につくりあげようという建設的な議論ができていることを感じることが多く、スムーズに推進できる業務環境を感じています。
また、私が現在参画しているプロジェクトはグローバル案件ではないですが、DPは外国籍のメンバーも多く、案件内だけの世界観にとどまらず、ユニット内活動・コミュニケーションを通じて日常的に多様性を体感する機会が多いです。

抵抗感なく学ぶ姿勢が大事

Motoiさんは産休と育休を経て同じプロジェクトに戻りましたが、今の働き方はどうですか。

Motoi

子どもは1歳になりました。保育園の送り迎えなどもあるので、18時以降は基本的にミーティングを入れないようにしていますが、夜にリモートで仕事をすることは度々あります。男性でも同じような状況の人はたくさんいて、 自分で調整しながら仕事とプライベートとのバランスは取れています。
入社間もないスタッフの場合、バランスのコントロールができない可能性もあり、管理職がきちんとコミュニケーションを取って、サポートしようと心掛けています。プロジェクトはどうしても忙しさの波があり、ノー残業で毎日定時に帰れますとまでは言えません。ただ、大変な時は大変と言いやすく、そういう時に一人で抱え込まないよう助け合える環境だと思っています。

Hiroaki

Motoiさんの言う通り、忙しさは関わっているプロジェクトや時期にもよるので100%定時に退社できるわけではないです。
とは言え1年間育児休暇を取得している男性マネージャーもおり、組織としてワークライフバランスを重視・推奨しているのは間違いありません。育休からの復帰後のキャリアプランについて本人とコミュニケーションを取りながら、サステナブルな働き方になるよう人事も私たちも気を配っています。

これまでのお話で、ユニットには多様なバックグラウンドを持つメンバーがいることが分かりました。今後も組織を拡大していくとのことですが、どういった人材が活躍できますか。

Hiroaki

SAP等のERPの知見・経験は当然あった方がいいですが、会計やロジスティクスといった業務の知識も必要な分野なので、そういった強みも生かすことができます。
メンバーの多くが前職でテクノロジーのスキルを身に付けていますが、DPはテクノロジーを一手段と位置付け、メンバーの多様なスキルセットを生かして経営課題に取り組むコンサルティングを志向していることもあり、私のように事業会社出身で特定の領域で経験を積んできた人材が価値を出すことができます。さらにプロジェクトワークや、充実した研修・自己学習プログラム等を通じて経験値を積むことで、活躍するフィールドを広げることもできます。成長意欲を持つメンバーにとっては、自己実現に向けた最適な環境と自負しています。

Motoi

私もエンジニア出身とはいえ、コンサルティングファームに入ってから基幹システムに関わるようになりここまでやってきたので、基幹システムやコンサルティング経験がなくても学んでキャッチアップする姿勢の方が大事です。仕事で生じた疑問を自ら貪欲に学ぼうとする人は、バックグラウンドに関係なく、入社してから必要なスキルを身に付けられると思います。
グローバル案件が多いので、英語や異文化に抵抗がない方がいいですね。多国籍のプロジェクトだと、価値観の違いを認めながらもそれぞれのケースによって着地点を見つけていかなければなりません。入社時点で英語を流ちょうに話せなくても大丈夫ですが、違うバックグラウンドを持つ人々と協業できる柔軟性を求められる場面は多いです。プロジェクトの中で使っていくうちに、英語のスキルは自然と身に付いていきます。

Hiroaki

私たちの仕事は、クライアントの中でも結論が出ていなかったり、結論はあるものの課題が障壁となりスムーズに進められなかったりと、難易度は高いものです。そうでなければコンサルタントには相談しないでしょう。そのような課題をクライアントと一体感を持ち、議論を重ねて納得できる結論に昇華させるプロセスを、面白いと思って取り組める人材、またコミュニケーションを大切にする風土を理解し、クライアントとチームメンバーとの信頼関係を築き、チームとしてお互いを尊重し、高め合いながら、コンサルタントとしてバリューを発揮したいと志向する人材を歓迎します。