
リスク
Risk


大手消費財メーカーにおけるリスク・ガバナンスの高度化支援
多くの業界で日本国外の売上規模が増加する中、消費財業界のA社でも同様に、リスク・エクスポージャーが変化し続けていました。その中で、EYは当クライアントに対して、経営戦略、ビジョンを起点としたトップダウン・アプローチによる重要リスクの定義付け、外部環境変化に伴うシナリオ構築、対応策の実効性検証、KRI(Key Risk Indicator)機能の導入等について支援しました。
EYの体制とそれぞれの役割
クライアントはグローバル展開している中、日本ではリスク・コンサルティングのうち、リスクマネジメントのコンピテンシーが全社的リスクマネジメントおよびグローバル・ガバナンスの専門メンバーをそろえました。日本チームがプロジェクト全体を統括し、重要リスクにかかる分析等については、グローバルの最新のトレンドを考察に加えるべく、米国や欧州のスペシャリストたちをチーム体制に組み込んで推進しました。
クライアントに提供したEYならではの価値
従来のコンプライアンス対応に偏ったボトム・アップ型のリスク管理機能を進化させるべく、外部環境と経営戦略を起点とした主要リスクにかかる将来シナリオベースの対応アプローチを構築し、モニタリング機能の導入を進めました。また、リスク対応のオーナーシップについて、ガバナンスの観点で対応スピードを重視した本社と海外拠点を含む本社以外の関係会社の権限と責任バランスを設計しました。さらには、近年のトレンドとなっているサステナビリティにかかる取り組みをリスクマネジメント活動とどう融合させていくかについてデザインしました。EYならではのクライアントの戦略方針に対する深い理解、主要リスクにかかる外部環境の分析力、海外を含むグループ・ガバナンスの経験値を組み合わせた専門チームを弾力的に組成して対応しました。
プロジェクトにおける困難点
エマージングリスクについては、環境変化が速いものが多く、それらについてどこまで対応コストをかけるべきか、クライアント内においてさまざまな見解がありました。理解度を一体的に高め、合意形成を図るべく、クライアントの経営層と幾度も方向性について議論を重ね、着地点を見いだしていきました。
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