
リスク
Risk


大手サービス業における20XX年の市場で勝つための
ITガバナンス戦略立案支援
クライアントのサービス業界では近年多様化する価値観やライフスタイルに応じたきめ細やかなサービスが求められています。クライアントは個人、法人の双方であり、継続した付加価値を提供するためには、適切な鮮度、粒度のデータを収集し、精度の高い情報をスピーディーに提供し、満足度の高いクロージングを実現する必要があります。AIを筆頭にテクノロジーが急速な進化を遂げる中、顧客要望へのタイムリーな対応のためには、テクノロジーの活用が不可欠な要素となっています。
クライアントは経営戦略とIT戦略・ITガバナンス戦略の整合性確保、ITによる経営貢献を掲げており、今回のプロジェクトに先立ち、EYは前フェーズにおいて、IT戦略・ITガバナンスの成熟度評価、ゴールとロードマップ策定を支援いたしました。本プロジェクトでは、数年以内に市場で勝つためにIT部門・ITガバナンス部門が何を行うべきか、継続した競争力を確保するには何が必要か等含めたITガバナンス戦略の立案について、グローバル企業に対する豊富なITガバナンスの支援実績や先進テクノロジーに対する知見を有するEYが支援するに至りました。
EYの体制とそれぞれの役割
本プロジェクトではデジタルリスクメンバーに加え、グローバル知見や高いリサーチ能力を持つジャパン アウトバウンド ビジネスメンバー(以下JOB)を含めたチームを組成することで、テクノロジーの本質的な価値に焦点を当て、柔軟な発想で将来像を検討することを可能にしました。
本プロジェクトに必要とされるのは以下のケイパビリティでした。
- ITガバナンス戦略立案とロードマップ策定に豊富な経験を有し、顧客特性に応じた適切なアプローチを取ること
- クライアントの業界の特性、顧客のニーズ、テクノロジーの進歩を結び付けビッグピクチャーを描くこと
- クライアントの組織力(ケイパビリティ)を踏まえ現実的なロードマップを策定すること
- 先進テクノロジーの発展性とともに限界性を理解し、現実的なソリューションを構築できること
- 仮説に基づきグローバルベースで情報収集し、構造化した整理ができること
JOBによるグローバル進出支援等を得られた海外最新動向や各国企業の事例等を通じた知見と幅広いリサーチ力に加えて、デジタルリスクによるガバナンスを通じた付加価値獲得のプロフェッショナルが連携することで、クライアントに対して多くの選択肢や価値を提供することができました。
クライアントに提供したEYならではの価値
- クライアントとの継続的な関係性の維持と、EYの強みであるEY内チーム連携を通じて、クライアントに対して連続性のある支援を提供することができました。
- 前フェーズから支援していたEYだからこそ、ガバナンス設計上で大変重要となる組織特性や企業カルチャー等の理解を踏まえ、形式的なものではなく、実質的な議論を進めることができました。
- 社内外のグローバルナレッジ等を最大限活用することで、最新のテクノロジーリスク動向を見極めるとともに、クライアントのビジネス戦略を後押しするためのITガバナンスの将来像を協議することができました。
- クライアントの経営層のみならず、各リーダークラスとの意思疎通を十分に図り、協議を重ねることで、現実的なソリューションまで落とし込みました。

プロジェクトにおける困難点
- 現状の延長線上にない、視座の高い将来像を検討することに難しさがありましたが、社内でのブレインストーミング、クライアントとのディスカッションを重ね、また、その結果作られたビッグピクチャーの蓋然(がいぜん)性確保のために、綿密な調査を通じ、仮説検証しました。
- IT部門にとどまらない会社全体の変革とするために、現状のルールや組織に縛られない発想を持つことに難しさがありました。そのためにビジュアルイメージを活用することで、議論を活性化しました。
チーム紹介

リスク
リーダーメッセージ
