サプライチェーン
Supply Chain & Operations
サプライチェーンリスクに即応する有事対応シミュレーション支援
疫病・火災・自然災害など、多発している未曽有のリスクに対応する危機管理が重要な経営課題となっていました。
有事の際は情報収集と対応が不可欠ではあるものの、現地確認がメールやエクセルを用いたデータ収集だったため対応遅延が発生しており、また、社内外の在庫を定期的に監視する体制も整っていなかったため、備えが不十分という状況でした。
本取り組みにおいてEYが行った具体的な支援内容は下記です。
1.業界構造の変化に備えた次世代サプライヤー管理の仕組みの導入支援
2.定常的な在庫管理と情報共有を通じて、災害時への備えを強化
3.災害発生時には迅速な初動を取り、影響の特定と最小化を早期に行う体制を整備
4.多数のサプライヤーとの連携を可能にするコラボレーションプラットフォームを構築
5.グローバルな展開を見据え、プラットフォームの拡張性に対応するための支援の実行
疫病・災害などに起因し社会課題となっているサプライヤーからの部品の枯渇対応に対し、顧客への製品供給リスク対応の品質向上・時間短縮のご支援を行った事例をご紹介します。
EYの体制とそれぞれの役割
EY Consultingからはファイナンスとテクノロジーのチームが参画し、またEY TAX、外部パートナーも含めて大規模なチーム人数でプロジェクトを推進。
EYでコラボレーションして品質の高いプロジェクトマネジメント、業務への深い理解、ソリューションに落とし込むアーキテクトを基軸とした一気通貫のデリバリーを実施しました。
クライアントに提供したEYならではの価値
EY内のコラボレーションにより、業務設計支援とソリューション構築推進の両面をアジャイルに担うことができ、短期間での実現の支援ができました。
また、データの一元化を担う計画プラットフォームコンセプトに基づく、既存システムとの適切な連携サイクルを実現できました。
プロジェクトにおける困難点
ボトルネック情報をサプライヤーから取得する上でのキーパーツ、キーサプライヤーの選定と情報取得スキームの確立を行いました。
BOMの逆展開を実行するエンジンの実装による、売上や製品への影響範囲を早期に洗い出し、迅速な対応を可能とする仕組みを実行。また、データの一元化を担う計画プラットフォームの構築と、サプライヤーおよび顧客への情報共有も行うことができました。