デジタルハブ
Digital Hub
コンサルの付加価値高めるエンジニアチーム
デジタルハブ(DH)はEYのクライアントに対してソリューション実装の付加価値を提供するエンジニアユニット(東京および福岡を拠点)です。デジタルのエキスパートが、クライアントの戦略および環境に適合したアーキテクチャを立案・設計し、アジャイルなプロジェクト推進手法を活用してクライアントの課題を解決する具体的なソリューションをデリバリーしています。
Jumpei
EYSC入社の決め手はコンサルティング業界におけるエンジニアチームであるデジタルハブの思想に引かれその創成に魅力を感じたため。
EYSCでは製造業のCRM導入において顧客管理や商談の管理、アフターサービスなどさまざまな業務を一元管理するプラットフォームを構築。現在は自動車メーカーの連結会計システムリプレースにおいてデリバリーチームのリードを担当。
プライベートでは愛犬との時間が一番の癒し。忙しい時でも愛犬との散歩時間を確保し、大切なリラックスタイムと位置付けている。
Soichiro
昨今のデジタル・トランスフォーメーション(DX)需要の高まりや自身のキャリアを考え、2023年1月にEYSCにジョイン。EYSC入社後は、大手製造業に向けて、経営ニーズや経営環境変化に迅速に対応可能なソリューション構築を支援するためにビジネスアナリストとしてサービスを提供している。
オフの日は国内外の旅に行くことが好き。旅先では食や世界遺産巡りをしながら過ごしている。
福岡と東京、大型プロジェクトで協業
デジタルハブ(DH)は東京と福岡に拠点があります。それぞれどんな役割を果たしているのでしょうか。
どちらもテクノロジーの実装を手掛けるチームですが成り立ちが異なっていて、DH福岡はEYのテクノロジーコンサルティングのデリバリーを担うチームとして2021年に発足しました。DH東京はクラウドベースのCRMを手掛けていたメンバーが集まり、私もその中の1人として参画しました。チームが発展する形でDH東京として再始動し、その後新たに人材も採用しています。DH東京はそういった経緯からCRMや顧客接点アプリケーションに強みを持っています。
一緒に仕事をすることはあるのでしょうか。
私とSoichiroさんは今、製造業のクライアント向けの会計システムマイグレーションを支援するプロジェクトで一緒に働いています。
Soichiroさんのチームが要件定義を担当し、私は開発全体のリーダーをしています。当初はSoichiroさんを中心にDH福岡が手掛けていたのですが、だんだんと規模が大きくなりDH東京からは最初に私が参画し、さらにその後、他のDH東京メンバーも増員しました。今では、プロジェクト全体では百数十人の体制で支援しており、その中にDHのメンバーが約30人います。
DHの存在があるからこそ、EY全体として要件定義の前段階からシステムのデリバリーまで一貫して担当できるようになり、コンサルティングの価値を高めていると自負しています。
EYはグローバル共通組織であるGlobal Delivery Servicesを活用して開発や保守を行ってきたのですが、日本企業をよりスムーズに支援できるよう東京と福岡で開発拠点を設け、そこにグローバルのリソースを取り入れるようにしました。今回のプロジェクトでは、DHの強みが生かせていると感じます。
リモートのメンバーも続々参画
SoichiroさんはDH福岡に所属していますが、どういう経緯で入社したのでしょうか。
私は自動社メーカーで約10年働いて、2023年1月にEYに転職しました。前職は大手で安定していた反面、内部調整などの業務が多く付加価値を生み出す時間が少なかったため、次第に刺激や成長を感じにくくなりました。
もっとチャレンジしたいと自分が成長できる場を求め、コンサルティングファームを中心に転職活動を始めました。
他のコンサルティングファームも受けましたか。
EYの他に外資系コンサルティングファーム2社に応募し、どちらも内定を頂きました。EYを選んだのは複数の理由があります。当時DH福岡ができたばかりで、メンバーも数人で、できあがった組織で決められたルールに沿ってやっていくのではなく、自分たちで組織をつくっていくところに魅力を感じました。
他社も含め、面接だけでなく内定後にカジュアルにお話をする機会があり、そのプロセスを通じて雰囲気が自分に合うとも思いました。
DHは東京と福岡がありますが、なぜ福岡に。
私が福岡県出身で、地元に帰りたいというのもありました。DH福岡はUターン組が結構います。
それでいうとDH東京は山形県、石川県、長野県など首都圏以外に住んでいるメンバーが複数います。東京に通う必要はないので、場所は気にせず皆さん来ていただきたいですね。
DH福岡も佐賀県、熊本県、鹿児島県からリモートで仕事しているメンバーがいます。飲み会やイベントで顔を合わせています。
JumpeiさんはSI系のベンチャー企業からEYに転職されたそうですが、その違いはすんなり受け入れられましたか。また、EYSC入社後にハードルを感じることはありましたか。
私はずっとエンジニアをやってきて、コンサルティングファームに入ろうと考えたことはなかったのですが、話を聞く中で技術力を生かして活躍する場があると分かって転職を決意しました。
前職はクラウドのCRMの導入で、フットワーク軽く仕事していましたが、EYでは大企業のクライアントが多く、プロセスもきっちりしているのでそこは当初違いを感じました。
前職で最初は製造エンジニアとして、自動車の生産ラインを構築したり設備を導入したりしました。その後エンジニアから離れて、MaaS企画などに携わっていました。
課題から問題点を明確にして、対策を示して人に伝えるといういわゆるコンサルティングスキルは、どの業界で社会人をやっていても必要なスキルですし、私も前職で身に付いていたと思います。難しさを感じるのは、クライアントやプロジェクトによって新しい知識が必要になる点でしょうか。今入っているプロジェクトでは管理会計、システム導入などの知識が必要で、一生懸命勉強しています。
技術好きが楽しく働ける組織
Soichiroさんは大企業から、Jumpeiさんはベンチャー企業からの転職ですが、今の組織の雰囲気をどう感じていますか。
一番違いを感じるのは、チームの目標を達成するために何をすべきかなど、役職に関係なく意見を言える点です。前職は役職の重みが大きかったので。今は自分が求めていた環境に身を置けていると実感します。
DH福岡は30歳前後のメンバーばかりで私でも年上の方になるので、若い組織というのも特徴の1つです。
前職が外資系の社内ベンチャーから独立した組織だったためか、会社っぽさもなく開放的すぎて時々収拾がつかなくなっていたので(笑)、私は正直、皆さんにはもっと自由に発言してほしいと思います。
DH東京はテクノロジーギークというかエンジニア気質強めの人が多く、クラウドサービスに強いのはもちろん、AIやブロックチェーンなど最新テクノロジーに詳しい人もいます。
毎週オンラインで集まって最新技術のことを話す会があって、自由参加なのですが毎回メンバーの半分近くが出ていますね。
どんなことを話すのですか。
自分が勉強したことを発表する人もいますが、仕事に使えなくても面白いと思ったことなら何でも大丈夫です。スマートグラスがあってこんなことできるんじゃないかとか。
そもそも私が楽しさを求めて働く人間なので、このチームにいることでたくさんの刺激を受けられて、新しい知識を得ることができて毎日楽しいです。根っからのエンジニアが満足して働ける組織ではないでしょうか。
そういえば、私はEYSCに入社して以来、人間関係のことで悩んだことがほとんどなくて、それはすごいことだと思います。もちろん、組織がいつも順調なわけではないですが、仲間の協力と、会社の対応によって安心感を得られました。
どこに行っても仕事の難しさはあるし、自分のやる気次第で経験を積んでいけますが、EYは入った後のやりやすさを感じますね。仕事なので我慢して頑張らないといけないときもありますが、 個人がどんなキャリアをつけたいか、どこに進みたいかなどは、組織も受け止めて考えてくれます。
それから、今のプロジェクトはエンジニア以外にいろいろなチームからメンバーが来ていて、皆さんとても優秀なのでコミュニケーションが楽しいです。
作業員ではなく主体的に考える
コンサルティングファームでのエンジニアってどんな立ち位置なのでしょう。どういう人が向いていますか。
他社ではエンジニアって作業員になっている人もいるのですが、コンサルティングファームではそれなりに高い単価でサービスを請け負っていますし、自分で考えて、仕事を主体的にリードして、クライアントの幸せをつくっていく人でなければいけません。スキルはもちろん大事ですけど、ゆくゆく身に付いていくものなので、クライアントの満足を考え、仕事をリードする姿勢を持っている方に来ていただけるとうれしいです。
コンサルティングファームのエンジニアはクライアントからさまざまな要望を受けるので、自分から常にキャッチアップして貪欲に学び、アウトプットしていく人はとてもやりがいを感じられると思います。