EYの体制とそれぞれの役割

クライアントのシステム部門と業務委託契約を結び、IT側のPMまたはPMOとしてプロジェクト推進支援を行っています。チームにはテクノロジーコンサルティングのみならず、ピープルコンサルティングから人事業務の知見および人事システム導入プロジェクト経験の豊富なメンバーが参画し、サービス品質の向上を図っています。

国内人事システム刷新プロジェクトでは、IT PMとして、ベンダー・ソリューション選定支援、選定後のクライアント社内やベンダーとの各種調整、導入フェーズ立ち上げ支援、要件定義以降のフェーズのプロジェクトマネジメント支援を実施しました。

一方で、グローバル人事システム構築プロジェクトでは、Global PMOならびに日本リージョンのIT PMとして、プロジェクト立ち上げ支援、ビジネス要求定義へのIT観点での参画、システムスコープ確定に向けた支援、RFP作成支援、クライアント社内のプロジェクトガバナンス整備支援等を行ってきました。

システム本稼働まで引き続き、リスク管理を徹底してプロジェクト推進を行います。

クライアントに提供したEYならではの価値

人事部門やベンダー等、国内外のステークホルダーとの調整・交渉力、およびグローバルプロジェクト推進に関する知見・経験

クライアントは近年急激にグローバル進出を加速させ、組織体系のグローバル化と共に、グローバルITプロジェクトが急増し、人事領域以外でも複数の大規模グローバルプロジェクトが並走している状況となっています。同時並行している他グローバルPJとの整合性を取りつつ進めなければいけないという難しさもある状況において、グローバル案件をマネジメントできる経験・スキルを持ったITリソースが足りていないというクライアント課題があります。そこで、EYからグローバルプロジェクト推進経験の豊富なメンバーをアサインし、国内のみならず海外メンバーとのスムーズな調整を行いながら推進をしています。

クライアント企業での業務経験やカルチャーへの理解のあるメンバーによる支援

プロジェクト推進支援においては、クライアント文化や、プロジェクト管理手法等のクライアント社内ルールなどを知っておくことが重要となります。そこで、EYから当該クライアントのIT部門に派遣社員として常駐していた経験のあるメンバーをチームに加え、クライアントの慣習等を正しく理解したうえでプロジェクト管理業務に従事しています。例えば、予算執行のため必要な手続きや承認フロー等について、クライアント側メンバーと同じ理解度で会話ができるため、より円滑なコミュニケーションおよび業務推進ができています。

人事システム導入経験豊富なメンバーによる、人事プロセス・システム刷新の勘所をおさえた支援

クライアントのIT部門にはプロジェクト立ち上げ時点で人事領域の知見のあるメンバーがいないという課題がありました。EYのピープルコンサルティングから参画しているメンバーが、詳細なビジネス要件やソリューション機能に関する打ち合わせにITの立場から参加し、人事メンバーやベンダーとの密なコミュニケーションをすることで、人事とITとの両面の要求を満たした最適解を見つけ、品質を担保したシステム機能への落とし込みを図っています。