EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーション
Technology Strategy & Transformation

製薬企業の事業譲渡に伴うセパレーション計画策定支援

大手日系製薬企業であるクライアントにおいて、傘下の事業会社を売却することが決まりました。数年かけて段階的にクライアントが保有する株式を売却し、最終的には100%譲渡するという予定です。

プロジェクトは、事業譲渡に伴いセパレーションの必要となる業務領域ごとに、経理、IT、人事、法務、知財、流通・物流、総務、の7つの分科会が設立され、その全体をPMOが統括するという体制でスタートしました。

各分科会においては、株式譲渡のタイミングまでに進めるべきアクションアイテムの洗い出しとそのアプローチの整理から始め、それを実行していくための計画策定を行いました。

EYの体制とそれぞれの役割

本プロジェクトにおいて、EYは4つの分科会とPMOにおける約半年にわたる計画策定フェーズおよび一部実行フェーズの支援を行いました。

テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーションチームにおいては、IT分科会の推進支援として参画し、計画フェーズおよび実行フェーズにおいてはタスクの推進を支援しました。

  • セパレーションに向けての実行計画作成
  • セパレーション側、インテグレーション側のプロジェクト推進体制検討
  • IT費用負担スキーム整理
  • 利用システムの棚卸し
  • 分離後のシステムごとの構築オプション(新規構築、分離、継続利用など)整理
  • 新オフィス移転のためのIT環境整備

クライアントに提供したEYならではの価値

1.EYパルテノン、ピープルコンサルティングおよびビジネスコンサルティングとのコラボレーション

4つの分科会(経理、IT、人事、流通・物流)とPMOに対し、EYからは、EYパルテノン、ピープルコンサルティング、ビジネスコンサルティングとテクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーションの4つのチームによる混成チームでプロジェクト支援体制を組成し、チームによる隔たりなく、分科会同士で密にコミュニケーションをとりながら、1チームとして効率的また全方位的にクライアント業務を支援しました。

2.過去案件で得た知見の活用

これまでの企業の事業売却やM&Aに伴うシステムのセパレーションやインテグレーションの実績が豊富であり、また中でも「製薬業」×「企業統合・分離」における、システムセパレーション方針・方法の検討の仕方など過去の案件で得た知見を活用することにより、効率的に案件を推進することができます。

3.クライアント企業での業務経験やカルチャーへの理解のあるメンバーによる支援

長期間にわたり、クライアントのIT部門におけるPJの企画・推進支援を行ってきた経験と実績のあるメンバーをチームに加え、クライアントの慣習などを正しく理解したうえでプロジェクト管理業務に従事しています。また、プロジェクトのステークホルダーとの信頼関係も既に構築できているメンバーが参画することにより、クライアント側メンバーと同じ理解度で会話ができるため、クライアントだけでなく、ベンダーも含めて、より円滑なコミュニケーションおよび業務推進ができています。

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