EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

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テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーション
Technology Strategy & Transformation

外資系食品製造小売企業のM&Aに伴うIT統合計画立案支援

外資の食品小売業のM&Aプロジェクトのご紹介です。特徴は、買収側の企業が新規上場を見込みITガバナンスの強化を求めていたことです。

通常、統合プランを策定する際は、企業買収後のビジネス計画に応じて、IT化のコストとサービスレベルのバランスを取りながら検討を進めます。しかしこのプロジェクトでは、ガバナンス強化というコストインパクトがある方針が追加で出てきました。買収予定企業はアジア・欧州と広く拠点を展開しており、法令や利用しているIT システムに各国拠点ばらつきがある状態で、統一されたガバナンス計画が作りにくい状況でした。

初めのステップとして各国のIT現状調査を実施しました。現状調査においては、各国の規制、制度、ローカルのITシステムを踏まえた実行性ある調査を実施する必要がありました。

買収予定企業のIT・業務の現状がクリアになった段階で、全体を横断した分析と統合プランの検討が始まりました。統合プラン検討に際して、新しく導入を検討する各国のITシステムの品質水準は、各国のEYチームが調査しました。

ガバナンス強化については、テクノロジーとガバナンスの知見からITと業務のバランスの取れた統合案を策定しました。

EYの体制とそれぞれの役割

プロジェクトを成功に導くためにIT知見があるEYの日本・アジア・欧州の各国のチームにて、各国の国内のローカルシステムベンダーやパッケージシステムの知識を活用し実効性のある調査およびIT統合プラン策定を行いました。

ITガバナンス強化については、ガバナンスチームとTSTチームがシームレスにコラボレーションすることにより、バランスの取れたIT・業務の統合案の作成に貢献しました。
EYが拠点を置く国、サービスラインをまたいだコラボレーションによってクライアントに高い価値を提供できたプロジェクトです。

クライアントに提供したEYならではの価値

1.EYグローバルネットワークの活用

EYのグローバルネットワークを活用し、国・専門性をまたいだコラボレーションにより、難しいバランスを取らねばならないIT・業務統合プランの策定とプランの実行に到達することができました。各国の規制や事情に鑑みた実効性のある統合プランを策定することができ、買収予定企業における社員が抱く会社合併の不安やストレスを和らげることに成功しました。

2.ガバナンス向上

ビジネス、テクノロジー、リスクと総合したサービスを提供できるEYの中でも得意なサービスの一つであるガバナンス構築。ガバナンスチームを作り、新しいガバナンス施策を検討する際に、クライアント自身の運営上の課題を発見し改善につなげることで、ガバナンスを向上させることができました。