テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーション
Technology Strategy & Transformation
クライアントの目標実現、「ベスト」を考え抜く
テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーションチーム(TST)は、「CIOアジェンダに寄り添い、社会ビジネス課題を解決すること 」をミッションとするユニットです。
テクノロジーと聞くと、ITのイメージを強く持つ方がいますが、私たちのチームは、クライアントのビジネス課題を解決することをミッションとしており、ITはあくまでも解決手段の1つと捉えています。イシュードリブンで物事を考えるために、まずクライアントの課題を正確に知る必要があり、そのために業界・業務の深い知見・専門性を有し、なおかつテクノロジーのナレッジも持つコンサルタントが集結しています。
魅力としては、前述のとおり経営層の社会課題・ビジネス課題に対し、テクノロジーを1つの手段として解決するダイナミックな案件が多いこと、チーム間のコラボレーションにとどまらず、それぞれのチームとグローバルとのコラボレーションを推進するカルチャーや仕組みがあること等が挙げられます。
ディレクターMasaki
TC-TSTの中では、Automotiveフォーカスチームのリードを担う。
プライベートでは、週3程度サウナに行きととのっている状態を維持している。
シニアコンサルタントMiwa
スキルを生かしつつより自由度の高い仕事をしたい、クライアントの課題解決に主体的に貢献していきたいとの思いからコンサルタントへの転職を決意し、2023年にEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社に入社。
入社以来自動車業界のクライアントに対しビジネス課題解決に向けた構想策定~導入サポートにわたる幅広い支援を行っており、複数プロジェクトのリードを担っている。
プライベートでは旅行を趣味とし年数回の海外旅行が日々頑張るモチベーションとなっている。昨年訪れたカナダで空一面に広がるオーロラを見られたことが一生の思い出。
面接でキャリアをすり合わせ
テクノロジー・ストラテジー&トランスフォーメーション(TST)は、「CIOと共にテクノロジーで社会・ビジネス課題を解決すること」をミッションに掲げたユニットです。具体的にはどんな業務を手掛けているのでしょうか。
私たちのユニットは企業やCIOと並走しながら、テクノロジーという選択肢も含めた課題解決を支援しています。さまざまな経営課題に対応するため、多様なプロジェクトを手掛けており、クライアントにとって支援の「入り口」という役割も果たしています。他ユニットに声を掛けてコラボレーションすることも多いです。
私自身は自動車セクターを専門にチームをリードしています。Miwaさんも同じチームです。
私は2023年2月に日系のSIerからEYに転職しました。入社以来自動車メーカーのクライアントにシステムの導入支援を行うプロジェクトに参画しています。
Miwaさんは、前職で自動車業界や技術の知見があったのでしょうか。
いえ。前職では自動車業界に関わったことはなくEYに転職してから勉強しています。自動車業界特有の動きや販売プロセスなど、中にいないと把握しにくい部分は、チームメンバーにサポートしてもらったり、クライアントとのコミュニケーションを通じてキャッチアップに努めています。
自動車に限らず業界固有の知識が必要な場面もありますが、課題発見のためには業界の常識にとらわれないフラットな視点が大事なときもあるので、客観的な意見は大事にしています。業界の視点と客観的な視点の双方を取り入れるため、必ずチームで必要なナレッジを含めて情報共有した上で、プロジェクトを推進するように意識しています。
Miwaさんはエンジニアからコンサルタントへの転職ですね。
前職はシステムエンジニアで、決められた要件の中で納期を守ることが最優先でした。創意工夫の余地が小さく、納品したらそこで終わりという業務の繰り返しに閉塞(へいそく)感を抱き、これまでのスキルを生かしながらより自由度の高い仕事をするために、総合系コンサルティングファームのテクノロジーコンサルタントへの転職を考えました。周囲にコンサルタントへの転職者がいたので、仕事のイメージもある程度ありました。
EYの他にも応募しましたか。
総合系コンサルファーム3社に応募し、最初に内定が出たEYに納得感を持って決めました。
EYを選んだ決め手は、職位の高いメンバーが1次面接から参加し、中途採用に対する熱量を感じたことと、入社後のイメージを具体的に持てたことです。面接したのはMasakiさんなのですが、SIerの知識がどのように生きてくるか説明してもらい、職種が変わっても自分のスキルを生かしながら働けると感じました。
TSTの採用では、書類のみでの判断は極力しない方針です。コンサルティングビジネスは人と人のつながりやチームワークが非常に大事なため、EYのカラーに合うかの確認だけでなく、候補者にとってもEYが合うかどうかという双方のすり合わせをするためにも直接話すことを大事にしています。
EYのために時間を使ってくれている応募者に、自分たちのことをきちんと知ってもらいたいという気持ちもあるので、各チームのリーダークラスが必ず最初から対応するようにしています。
面接する側の私たちも、応募者の私たちに対する解像度を高めるために何をお伝えするべきかや、EYのカルチャーを持ち帰っていただくためのコミュニケーションの方法を採用に携わるメンバー全員で共有するなど、中途採用に力を入れています。
Miwaさんの面接での印象は覚えていますか。
もちろんです。こちらの知りたいことをきちんと捉えて返してくれるコミュニケーション能力の高さを感じました。転職後のキャリアビジョンについても考えていることをぶつけてくれて、自身のキャリアへの主体性もしっかりしていました。
決められた中で動くのが窮屈だと感じていたので、仕組みや枠にとらわれずに提案できる仕事をしたい、自分自身に価値をつけて勝負をしていきたいという話をしました。
「正解」も自分で探し出す
MasakiさんはEY Japanのコンサルティング部門創設間もない時期に新卒で入社しました。
親族にコンサルタントがいて、年功序列でない実力主義だと聞いて魅力を感じていました。当時のEYは創業期で、今に比べるとかなり小さな組織だったのですが、最終面接の面接官に「組織と仕事をつくるフェーズだから、今入るといろいろな経験ができる」と言われ、そこに引かれ入社し、実際に会社の成長とともにさまざまな経験ができ、入社時に思い描いていたイメージの妥当性を実感しています。
当初は案件を取ることに力を入れており、部分的に支援に入ることが多かったのですが、組織が大きくなるにつれ、他のユニットとのコラボレーションが増えたり、EYのパーパス(存在意義)「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」に沿って提案や支援をしようと方向感が明確になっていきました。規模拡大だけでなくEYとしてどのようにパーパスを実現するかを重視するのが今のフェーズです。
Miwaさんは入社して1年たちましたが、どのようなときにやりがいや苦労を感じますか。
自由度を求めて転職したので、試行錯誤ができ、頑張れば頑張っただけ評価に反映されるところにやりがいを感じます。
同時に、苦労したところも自由度の高さです。前職では正解があって、正解への道筋もできていて、踏襲することが良しとされていました。今はクライアントに対する提案をする立場なので自分の中でストーリーを持って正解を決めて、正解に近づけていく努力をしないといけません。その感覚の違いは当初、戸惑いを感じました。
SIerはある程度道が決まったところから入り、予定通り間違いなく実行することが求められるのに対し、コンサルタントの役割はクライアントの課題解決や目標達成の支援です。課題を解決する手段はたくさんあって、その中から何がベストなのか、もっといい方法はないのかといったことから考える必要があるのが、大きな違いだと思います。
最初、Masakiさんにどうしたらいいですかと相談したら、「どうしたらいいじゃなくて、どうしたらいいかを考えて行動・調整・交渉した上で自ら正解にしてから持ってくるように」と言われました。入社して最も鍛えられた部分です。
「ギスギス」ではなく「切磋琢磨(せっさたくま)」
転職して間もない時期は、誰に聞いたらいいか分からないとか、こんなこと聞いていいのかなと悩みそうですが、Miwaさんはどんどん聞けたのですね。
Masakiさんは現場に入り込んで指導やサポートをしてくれたので、距離が近くて聞きやすかったです。前職だと上司とは月に1回話すかどうか程度の頻度でのコミュニケーションだったので、距離の近さは新鮮でした。
外資系コンサルティングファームはギスギスしていてお互いがライバルというイメージがありましたが、入ってみるとチームとして成果を出し顧客の期待に応えることが共通目的としてあるのでチームで協力し合うマインドが強く、当初「コンサルといえば」でイメージしていた殺伐とした雰囲気は全くなかったです。一方で入社年数・年次にかかわらず成果を出した分だけ評価してもらえる環境でもあるので切磋琢磨する雰囲気はあり、チームメンバーに刺激をもらいつつ日々仕事をしています。
EYはクライアントの大きなビジネス課題を解決しようとした場合、さまざまな強みを持つメンバーや組織がコラボレーションすることで本質的な解決を成し遂げることができると考えており、皆で協力してよい成果を出すことにインセンティブが付与される仕組みになっています。それにより、リーダークラスが率先してコラボレーションをしていくため、それがEYのカルチャーにつながり、結果としてチームメンバーも含めて全体のよい雰囲気につながっているのだと思います。
EYは職位関係なくフラットに本当に何でも話せるので、私は人が合わなくて悩んだことはないですね。
TSTは中途採用に積極的ですが、どんな方が活躍しているのでしょうか。それぞれの立場から教えてください。
大枠としては、EYのパーパスに共感し、社会をより良くしていきたいという気持ちが大前提です。その前提に立ってTSTで活躍しているメンバーは、テクノロジーを1つの手段としてクライアントのビジネスを良くしていきたいと考える人です。クライアントのビジネスや要望の本質を考え、テクノロジーも手段として捉え、その最適な使い方をクライアントに提案できる人に仲間になってほしいです。
クライアントの成功のために調整や交渉をいとわず、推進力を発揮できる人が活躍できると思います。
私は前職では自分に自信がなくて、どちらかというと消極的な人間だったのですが、EYに転職してからは、自由度の高い仕事の中で正解が見えなくてもどんどん動いて、進めていくことで仕事・人が動いていく楽しさ・やりがいを感じられるようになり、推進力をもって前に進むマインドに変わりました。主体的に動ける人にとっては非常にやりがいがあると思います。