専門領域Our Capabilities
会計監査からのキャリアチェンジ。
会計士の専門性を生かして企業買収・売却における財務デューディリジェンスの分野でさらなる飛躍を。
入社の動機
大学卒業後、EY Japanの監査ビジネスを担うEY Japan Assuranceに会計士として入所し、主に自動車メーカーを中心にグローバル企業の監査に従事していました。しかし会計士を志したときからM&Aの業務に携わりたいと考えていたため、数年の監査経験の後、メンバーファームの当社に転籍しました。他のBig4ファームへの転職も考えましたが、EYの文化や雰囲気が自分に合っていると考え、EYでのキャリアを貫こうと決断しました。
仕事内容
当社はM&Aに関わるアドバイザリー業務について、戦略立案から案件の完了まで一貫してサービス提供ができる組織となっています。その中で私が所属するトランザクション ディリジェンスでは、主に対象企業の財務デューディリジェンス業務を担っています。企業の過去の財務情報やマネジメントへのインタビュー等をもとに調査・分析を行い、財務的な観点から対象企業の実態の理解を深め、M&Aにおけるリスクや買収価格の検討に資する情報をレポートの形式で提供しています。具体的な案件の内容や期間は毎回異なりますが、キックオフから最終報告まで4~6週間程度で完成させるのが標準的です。また若手のうちは広くさまざまなセクターや業界を経験でき、企業規模もオーナー系の小規模な会社から売上高が1兆円を超えるような大企業を相手にすることもあり、幅広い経験を積むことができます。
入社後の印象・雰囲気
監査からのキャリアチェンジを考えた当時、まだ会計士としての経験が浅かったためM&Aトランザクションの分野で貢献できるか不安はありました。同時にM&Aアドバイザリー業務は監査業務と比べて競争が熾烈で、人間関係もドライなイメージでした。しかしいざ入社してみると、多くの上司・先輩・同僚に支えられて1つずつステップアップしながら、時には難しい挑戦もさせてもらい、成長することができました。入社当初に感じていた不安もすぐに解消しましたし、イメージは良い意味で裏切られたと思っています。また監査チームにいた当時、大きなチームではパートナーレベルの上司と話をする機会は多くなかったのですが、今の職場ではパートナーとも対等に案件の議論ができます。パートナーからも意見を求められるところが、自分にとっての成長機会となっています。
仕事の魅力・やりがいを感じる瞬間
M&Aは案件ごとに内容が異なり、クライアントからの期待もさまざまです。担当案件を通してクライアントの期待に応える方法は1つではなく、非定型的な業務であることから全てに当てはまるマニュアルは存在しません。よってクライアントの期待に応えるためには、何がベストかを考えてチームで議論します。それが難しくもあり、この仕事の魅力でもあります。また自社内のチームだけでなく、クライアントやEY Japanの他の組織とも一体となって取り組むことでも多くの刺激を得られますし、やりがいを感じます。長期にわたって関与した案件が無事完了し、クライアントとアドバイザーが共に成功を祝う祝賀会が開催されることもありますが、数々の困難を乗り越えながら得たものは大きく、この上ない達成感があります。
今後の目標・キャリアの展望
マネージャーとして私は、後輩に指導や指示をする立場にあります。今まで教わったことや経験したことを踏まえて、後輩の不安の解消や成長に役立てるようになりたいと思っています。またEY Japanは既存のサービスだけでなく、新しいテクノロジーを使ったサービスやデジタルアナリティクスツールの開発をグローバルが一体となって推し進めています。今後はそれらも活用してクライアントにより高い付加価値を生み出していきたいと考えており、EYSCにおける先端サービスの専門家の1人として市場に働きかけられるようになりたいと思っています。
当社に関心をお持ちの方に向けたメッセージ
M&Aに興味があり、当社に関心を抱いてくださっている方の中には、過去の経験を生かして新しい業務になじめるか、不安な方もいらっしゃるでしょう。私もキャリアチェンジ当初は同じ不安を感じていました。しかし当社ではさまざまなバックグラウンドをもった人が各専門分野で働いており、私が所属するトランザクション ディリジェンスでも多くの会計士がそれぞれの監査経験や経理業務経験等を生かして財務デュ―ディリジェンスという分野で活躍しています。同じ会計士であっても経験してきた内容が異なるからこそ、新しいアイディアを出せたり、互いに刺激し合えたりし、成長できるのです。意欲が高く、チームの成長を加速させるような方に、新たな仲間として参加していただきたいと思っています。