
公共・社会インフラ
Government and Infrastructure


国立大学法人におけるスポーツ複合施設の運営計画策定支援
クライアントである国立大学は、部活動の競技成績のみならず、大規模な体育学部の存在(研究・教育)やアスレチックデパートメント設置の先行(学生スポーツ環境改革)など、大学スポーツ界をけん引する存在です。EYSCはクライアントからスポーツ複合施設(アリーナ・宿泊・飲食など)新設の計画策定業務を受託し、ビジネスモデル検討や事業者タッピング等を通した運営収支計画策定から事業者選定までを支援しています。
本事業は大学債を原資としたスポーツ施設整備という国内初の取り組みであり、大学としての公共性や地域への提供価値を維持しつつ、大学債返済のための収益性向上が求められる事業です。そのため、スポーツの社会的価値と経済的価値の追求(図1 スポーツ価値循環モデル)を掲げるEYSCが支援するに至りました。
EYの体制とそれぞれの役割
スポーツの社会的価値と経済的価値の追求を実現するため、私たちG&I(公共社会インフラユニット)のSportsチームは以下の特長を生かして、ご支援にあたっています。
- ハード・ソフト両面の価値向上支援の経験豊富なメンバー構成
G&I(公共社会インフラユニット)のSportsチームは全国各地のスポーツ施設整備を構想から設計・施工段階まで複数件現在進行形で支援中であり、設計目線と運営目線の双方を理解した上で本事業をハード面・ソフト面から支援しています。 - コンテンツの価値向上によるマネタイズ・事業拡大支援実績のあるメンバー構成
EYSCはスポーツビジネスにおいて施設関連のみならず、プロスポーツクラブやリーグといったコンテンツホルダーを複数支援しています。本事業においてもクライアントのコンテンツ/資源の価値を向上させマネタイズ・事業拡大につなげるための支援を実施しています。 - 官民連携事業の支援実績が豊富なメンバーを配置
EYSCはスポーツ施設をはじめとする官民連携事業の支援実績を多数有しています。事業者サウンディングや公募プロセスにおいても、円滑な推進に向けてクライアントを伴走型で支援しています。
クライアントに提供したEYならではの価値
- クライアントへの理解、綿密な事前準備
クライアントと既に協業実績があるなど、先方の課題・ニーズを理解していました。
主なクライアントニーズ(早期の事業化、実現性のある収支計画、パートナーとしての事業者選定など)を把握し、要点を把握した的確な提案が評価されました。 - 関連業務実績とそれに裏打ちされた知見
以下をはじめとするスポーツ施設・スポーツビジネス分野での幅広い業務実績とそこから得られた豊富な知見を活用して、単純な施設貸出事業にとどまらない価値提供・収益化向上策をクライアントと検討し計画に反映しました。 - ハード面(スポーツ施設関連):長崎スタジアムシティ、各地のスタジアム・アリーナ支援 等
- ソフト面(コンテンツホルダー関連):各種パートナーシップ(B.LEAGUE、浦和レッズ等)
プロジェクトにおける困難点
計画策定と同時に施設の設計も進行しており、建設後に使い勝手の悪い施設にならないように設計会社に対して運営目線での要件をインプットすることが求められました。そのため、ゼネコン出身で設計建設に精通するメンバーを含めて設計会社との打ち合わせに同席し、大学としてやりたい事業・使い方を整理して設計会社に的確に伝達しました。

チーム紹介

テクノロジー・メディア・通信チーム
リーダーメッセージ
