テクノロジー・メディア・通信
Technology, Media and Telecommunications
エレクトロニクス企業におけるオペレーティングモデルの再設計
ハードウェア中心の事業からソリューション事業への転換を推進する中で、事業立ち上げおよび戦略に適応したオペレーティングモデルの再設計が急務となっていました。
そこでEYは、ソリューションビジネス立ち上げに伴うサービス企画・マーケティング戦略策定・伴走型での営業/デリバリー支援による測定可能なトップライン向上支援に加え、R&D組織変革、人事制度・育成変革等の組織能力向上も含む一連のビジネスモデル変革支援を実施しました。
EYの体制とそれぞれの役割
全体的な視点を持ち、戦略・組織・人材・業務・システムといったレイヤー同士の整合性もとりながら支援することが必要でした。そのため、私たちTMTチームと、EYコンサルティング内のConsumer、Supply Chain & Operations(SC&O)、Customer Experience Transformation(CXT)、Technology Consulting(TC)、People Consulting(PC)から構成される混成チームにて、各メンバーがそれぞれの専門分野での知識と経験を生かし、協力しながらプロジェクトを推進しました。 各チームの役割は下記です。
- TMT:オペレーティングモデル設計・組織カルチャー変革
- Consumer:流通業の課題分析と提供価値の設計
- TSC&O:サプライチェーン業務の課題分析とあるべき姿の設計
- TC:プロジェクトPMO
- PC:人事制度の設計から導入
クライアントに提供したEYならではの価値
エレクトロニクス企業はサプライチェーンのすそ野が広く、資源の調達、循環経済への移行、雇用をはじめとした地政学、環境、人的資本などの社会的視点も求められており、経営はますます複雑化しています。私たちは日々のオペレーションの改善にとどまらず、地政学的リスクへの対応まで複雑な課題解決を支援しています。
本プロジェクトにおいては、EY内の専門家同士の連携により、ビジネスモデル変革における複雑なプログラムを実行できました。
絵を描くだけでなく、現場に入り込んでクライアントとともに事業を立ち上げていく伴走型支援がクライアントから高く評価されました。
プロジェクトにおける困難点
ビジネスモデルの転換に伴い、オペレーティングモデル・組織人材の乖離が大きくありました。これまでのEYが伴走支援をすることで乖離を埋めることができました。
EYはTMTセクターによるクライアントの深い理解をもとに、EYが得意とする各種専門家とのコラボレーションによって、クライアントに高い付加価値のある伴走支援を提供できました。