テクノロジー・メディア・通信
Technology, Media and Telecommunications
メディア・エンターテインメント企業における事業戦略立案支援
メディア・エンターテインメント業界では、メディア環境の変化やコンテンツ消費の変容が加速度的に進んでいます。
IP(知的財産)によるコンテンツビジネスの発展は顕著で、IPの投資回収の高度化・メディアへのマルチユース・IPの調達・クライアントへのソリューション提供など、多様で高度なビジネスが展開されており、既存の事業モデルに踏みとどまらず、新たな収益モデルの確立が急務となっていました。
そこでEYは、メディア・エンターテインメントの進化が進む欧米市場におけるEYグローバルの知見やアセットを活用した提案を行い、既存事業の延長に固執せず、非連続的な成長戦略の構想策定のご支援を行いました。
EYの体制とそれぞれの役割
消費者の好みやライフスタイルも劇的に変化・多様化していく中で、かつては予測不可能だったトレンドの波を迅速にキャッチし、コンテンツやサービスに反映させることが求められます。本プロジェクトにおいては、私たちTMTチームと、EYコンサルティング内のCustomer Experience Transformation(CXT)から構成される混成チームにて、各メンバーがそれぞれの専門分野での知識と経験を生かし、協力しながらプロジェクトを推進しました。
- TMT:メディア・エンターテインメント業界およびクライアント理解に基づく知見の提供、EYグローバルとの連携によるアセットの提供
- CXT:業界動向ならびに市場変化の調査、ベストプラクティス調査
クライアントに提供したEYならではの価値
日本企業に対し優位性を持つ柔軟な経営戦略・市場対応力を持つ海外企業に対抗するため、グローバル視点での戦略立案と現地市場への迅速な対応が不可欠です。
私たちはメディア・エンターテインメント業界出身者を含めた豊富な知見者と、グローバルナレッジを活用して提案にあたりました。また、事業成長に掛かるフレームワーク/メソドロジー等、クライアント理解に基づく適切な提案を適切に行いました。
プロジェクトにおける困難点
環境変化が激しく、さまざまなプレーヤーが入り乱れる状況の中、成長戦略の蓋然性を高めるために、国内外の市場・競合企業動向・エコシステム・消費者トレンド・最新テクノロジー動向など多面的な調査分析を通じて構想策定を推進することが必要でした。
本プロジェクトではありませんが、高度化したサイバー攻撃や常に存在する情報漏えいは企業に致命的なダメージをもたらすこともあり、セキュリティリスクの提案や、競争力を維持するために不可欠なAIやビッグデータを活用した消費者インサイトの分析なども行うことがあります。