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M&Aのプロフェッショナルへ。経済の新陳代謝を促し、この国の成長を支えていきたい。
シニアコンサルタント 浅井
今年の2月からSaTの商社セクターへとジョインした浅井と申します。EYへと転職する以前は、私自身も商社で働いていました。そこでの仕事は非常に充実したものでしたし、在職期間の内2年間はドバイへの駐在機会も頂き、学生の頃から思い描いていた「グローバル規模のビジネスに携わる」という目標も達成。入社時から財務会計業務に長年携わり、米国公認会計士としての資格を取得することもできました。
ただ一方で、ジェネラリスト志向の強い商社では、専門性を十分に高めることができない、という悩みを抱えていたことも事実です。これまで培ってきた財務会計の知識を十二分に生かして、もっと社会にインパクトを与えるような仕事ができないか。そう考えるなかで見つけたのが、コンサルタントとしてM&Aに携わるという選択肢でした。
その希望がかない、現在はファイナンシャルアドバイザー(以下、FA)としてM&Aトランザクションのプロセスマネジメント業務を務めています。実務を通じて改めて感じるのは、M&Aにはひとつとして同じ案件はないということです。型にハマった方法論があるわけではなく、常に自分の頭で考えながら目の前の課題を解決していかなればならない。それこそが、この仕事の難しさでもあり、面白さです。
座学でM&Aを学んだのでは決して得ることができない、「生きた交渉」の経験を積めることも非常に刺激的です。M&Aには常に売り手と買い手がいるため、人と人との関係性が決め手になることが少なくありません。お互いのどこが譲れないポイントで、どこでなら妥協できるのか。クライアントの事業を深く理解することで、合意形成をサポートしていくことはFAの大切な役割のひとつです。商社で働くなかで身につけたビジネスの肌感覚を生かしながら、より実践的なサービスを提供していきたいですね。
コンサルタントとしての経験はまだまだ浅いため、苦労する場面はありますが、そんなときは先輩方がクイックにサポートしてくれます。実はコロナ禍の影響で、チームのメンバーとは入社してからほとんど顔を合わせたことがないのですが、それでも十分に信頼関係を築けているという実感があります。オンライン会議や、メール、電話など、さまざまなツールを活用した、きめ細やかなコミュニケーションのおかげですね。そうしたフォロー体制をしっかりと整えた上で、経験年数に関わらず大きな仕事を任せてくれることもEYの魅力でしょう。会社全体が成長フェーズにあるからこそ、意欲と能力さえあれば、誰もが主体的に働くことができます。
M&Aというのは、経済の新陳代謝を活性化させるために、必要不可欠な手法です。特に少子高齢化の進む日本では、M&Aを通じていかに経済全体を最適化するかが、サステナブルな成長の鍵を握っていると言っても過言ではありません。やはり私は、自分自身が生まれ育ったこの日本に、しっかりと貢献していきたいんです。そう思うのは、前職でドバイという多国籍な環境に身を置くなかで「自分は日本人である」と強く実感したのが大きいのかもしれませんね。
もちろん、グローバルな視点を忘れたわけではありません。課題先進国といわれる日本のビジネスを活性化させることは、いずれ世界が必要とするソリューションを生み出すことにもつながっているはずです。そうした大きなビジョンを実現するためにも、まずはEYのM&Aトランザクション全体を引っ張れるような人材へと成長したい。それが「より良い社会の構築を目指して(Building a better working world)」というパーパスの実現に向けた、私なりの次の一歩です。
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