EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

 
2022.03.08
社員・プロジェクト紹介

コンサルタントが実現する社会貢献

コンサルタント 近谷

「世の中をより良くするためにどんな貢献ができるか」という思いを胸に、メインのコンサルティング業務に加えて、EYのCorporate Responsibilityプログラムにも積極的に参加している近谷。多様なイニシアティブに飛び込むことで、学び続ける楽しさを日々体感しています。

「ここで働きたい」と思った採用面接での出会い

──近谷さんがコンサルティングの道に進もうと思った理由を教えてください。

学生時代は国際関係学や開発学など途上国の発展につながる学問を専攻していたため、外務省や国際機関など公的機関に関わることがとても多かったんです。でも、大学院を卒業したら別の世界も見てみたいと思い、民間企業に入ろうと考えました。コンサルティングファームであれば、多種多様な会社のことを知ることができますし、いろいろな経営者の方とお話をする機会も増えるはず。貴重な人生経験を積めるのではないかと期待してコンサルティングファームに入社しました。

──そうして新卒でコンサルティングファームに入ったのち、EYに転職されたんですよね。EYを選んだ決め手は何だったのでしょう。

1つは、自分が興味を持っている領域のプロジェクトが豊富だったことです。大学院では発展途上国の課題のなかでも女性活躍に関連する研究を行っていましたが、EYはダイバーシティのプロジェクトが充実していました。人事領域には今後さらに力を入れていくと聞いて、面白そうだなと感じました。

2つ目は、採用面接で面接官の人柄がとても印象的だったこと。今も一緒にお仕事をしている方ですが、私の経験が浅く考えが至らない部分には厳しい言葉をかけてくださる一方、こちらの思いを真摯に温かく受け止めていただいて。笑いが絶えないとても楽しい面接で、こういう環境で働いてみたいと思ったのです。

EY Ripplesで社会貢献に携わる企業の人材採用をサポート

──現在はどのようなお仕事をしているのですか。

ピープル・アドバイザリー・サービスという人事関連部署のインテリジェンス担当として、企業の事例や最新のトレンドを調査しています。私はリサーチャー気質なところがあるようで、調べた情報を蓄積しまとめていく過程で、「これはこんな構造になっていたんだな」などと考えるのが好きで、今の仕事は自分に合っていると感じています。

──EYのCorporate Responsibilityプログラム、EY Ripplesにも参画されていますね。

はい。社内掲示板の募集を見たのがきっかけで、社会課題の解決を目指す企業の人事支援に取り組みました。私が担当した企業は事業規模を拡大していきたい反面、新しい人材をなかなか採用できないという課題を抱えていました。そこで、部署ごとに求められる人材のタイプをとりまとめたり、会社がどんな資産を有していて、それをどうマーケットに出していくのか、といったことを整理してEVP(Employee Value Proposition)をつくりました。

ちょうど、「世の中をより良くするためにどう貢献できるか」ということを考えていたタイミングだったので、EY Ripplesでの経験はとても得がたいものになりました。学生時代に公的機関を通じた社会貢献や開発援助については勉強してきましたが、民間のほうがお金もリソースもあることを実感し、民間企業の資源をどうやって公の利益に生かすかということに興味を持つようになってきたのです。民間企業だからこそできることは何か、コンサルティングファームが持っているポテンシャルをどう社会に還元できるのか。そんなことを考えながら働いています。

質問に答える近谷の画像

社会の成長につながる仕事を追い求めて

──コンサルタントだからこそできる社会貢献とはどんなものだと思いますか。

まだ明確な答えは出せませんが、いろいろな企業に関わることで蓄積された知見を、EY Ripplesのように、普段あまりコンサルタントを使わない非営利の団体やスタートアップ企業の社会貢献事業に還元することが考えられると思います。コンサルタントの強みは、ゼロから1を作り出す力。目標を決めたら、そこに到達するまでの馬力はものすごいのです。その力を公的な仕組みの中で生かす方法はたくさんあるのではないでしょうか。

EYはパーパス(存在意義)としてBuilding a better working world(より良い社会の構築を目指して)を掲げていますが、社内を見渡すと、自分の仕事が世の中の成長にどうつながるのか、どんな人を助けることにつながるのか、といったことを考えている人がすごく多いと感じます。だからこそ、メインのプロジェクトだけでなく、EY Ripplesなどいろいろなことに挑戦しようという気風に満ちているのだと思います。私もEY Ripplesのほかに、働きがいのある会社をつくるためのWell-being Initiativeのメンバーとして活動しています。

──メイン業務とは別にさまざまイニシアティブがあることについて、どう思いますか。

とてもやりがいがあります。メインの仕事で学んだことをサブの活動に生かすことができますし、逆にEY RipplesやWell-being Initiativeでさまざまな人たちと関わることで得た新たな視点を、本業に還元することもできます。自分の中では、とてもいいサイクルができていると思います。

──近谷さんがコンサルタントとして心がけていることは何でしょうか。

まずは何でも「受け入れる」ということでしょうか。固定観念というのは思考の枷になってしまいます。できるだけ視野を広げて、基本的には「1回は試してみよう」という心構えでいたいと思っています。

EYにも互いの意見を受け入れ、尊重し合う環境が整っています。多様性こそが強みであることを体現している会社だと言ってもいいでしょう。さまざまな個性がぶつかり合い、時にうまくいかないこともあるかもしれませんが、それでも試行錯誤しながら前に進めていこうという風土があります。そんなEYの企業風土は、これからの日本企業のあり方を映し出しているのかもしれません。このような環境の中で自分らしく働けることを、何より魅力的に感じています。

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