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「貪欲に学び、刃を鋭く保て」 プロフェッショナル精神を刺激するEYの研修体制
アソシエートパートナー David
Davidはストラテジー・アンド・トランザクションのデジタル部門を統括する傍ら、数多くの社内研修を受講し、そこで深化させた専門性を実際の案件に存分に生かしています。デジタルリーダーとしてSaT Labを率いるDavidが、今なお学び続ける真意とは。
リーダーシップの多様性に感銘を受けて
──Davidさんはオーストラリアの監査法人で、日本企業の会計監査やアドバイザリー業務に従事されていた経験があるのですよね。以前から日本への関心が高かったのでしょうか。
幼い頃から日本は身近な国でした。私の祖父は、第二次世界大戦後にピースキーパーとして広島に赴任していたことがあるんです。それがきっかけで日本のファンになったと聞いています。オーストラリアに戻っても日本への想いがあったようで、それが私の家族にも影響し、家ではホストファミリーとして日本人の留学生を受け入れていました。私も16歳のときに初めて日本を訪れ、楽しく過ごしたことを覚えています。それからすぐに日本語の勉強も始めました。大学に入ってからも経済や会計を学びながら日本語の勉強を続け、いつか日本で暮らしたいという想いを温めてきました。
──念願かなって大手監査法人の日本オフィスに出向し、その後、EYにジョインされました。
8年ほどデューデリジェンス業務に携わり、そろそろ新しいチャレンジをしてみたいと思って、EYでパートナーとして働く知人に話を聞きに行ったんです。そのとき、EYのリーダーシップは非常に多様性を重視していることを知って感銘を受け、この会社なら私もリーダーとして働けるのではないかと感じました。EYの財務デューデリジェンスのレポートを読んで、その質の高さに惹かれたことも転職の大きな決め手となりました。
──現在の業務について教えてください。
私はEYで2つのロールを持っています。ひとつは、財務デューデリジェンスのアソシエートパートナー。M&Aを実施するにあたり、財務担当として数字まわりを精査し、クロスボーダー取引をサポートする業務を担っています。もうひとつは、今年(2022年)立ち上がったSaT Labにおけるテクノロジーのリーダー。SaT Labはデータアナリストやデータサイエンティストを擁するチームで、M&Aにかかる作業のデジタル化を進め、ビッグデータを活用して新たな分析を行うことでクライアントに価値をもたらすことを目指しています。
オンデマンドで受講できるバラエティ豊かな社内研修
──Davidさんは社内の研修にも積極的に取り組んでいらっしゃいますね。
2つのロールを担うことになり、デジタル関連の知識やスキル習得の必要性を痛感しました。幸い、EYには「Business」「Technology」「Leadership」の3つの柱に沿った豊富なe-learning研修が用意されているので、自分が必要とする分野について専門性を深化させることができます。私は、データインテグレーションやデータビジュアライゼーション、データサイエンスなど、これまでに132の研修コースを受講しています。
EYの研修コースの特長は、EY Badgeという社内資格認定制度があること。ただ受講するだけでなく、そこで得た知識やスキルを実際の案件で応用することにより、ブロンズ、シルバー、ゴールドのバッジが与えられます。他者に対してそのリテラシーを可視化できるというわけです。
──チームのスタッフにも研修を勧めていらっしゃるのだとか。
ええ。日々忙しいと思いますが、自分のスキルを磨くのはとても大切なことです。幼い頃にこんな話を聞いたことがあります──毎日斧で木を切っている人がいる。ところが、一生懸命切っているのに、日が経つごとに切る本数が減っていってしまう。なぜなら、斧がどんどん鈍くなっていくからだ──つまり、木を切るだけでなく斧を研いで鋭くしておく必要があるという教えです。コンサルタントも同じ。研修を受講することで各自の"斧"を鋭く保つ必要があるのです。
研修はオンデマンドで提供されているため、すきま時間を利用して受講できます。EYはフレキシブルな働き方が可能であるため、自分を磨く絶好の環境にあるのではないでしょうか。
次の目標は社内プログラムでMBAを取得すること
──EYのMBAプログラムの受講も検討されているそうですね。
EYはハルト・インターナショナル・ビジネススクールと提携して、「EY Tech MBA」というこれまでに類を見ないプログラムを提供しています。EY Badgeの取得を前提に、世界150カ国以上、30万人を超えるEYの全メンバーが無料で受講することができます。私もぜひ受講したいと考えて、バッジを集めているところなんです。
──チャレンジングなプログラムですが、挑戦しようというモチベーションの源は何でしょうか。
コンサルティングファームで最も重要な資産は「人」です。研修を受けたりMBAを取得したりして「斧」をどんどん鋭くしていくことで、クライアントにより高い付加価値を提供することができます。その結果、私たちのパーパス(存在意義)であるBuilding a better working world(より良い社会の構築を目指して)を実現できるのだと考えています。
──なるほど、人も切れ味を磨いていくことが大切なのですね。EYで各々に求められるスキルについては、どのようにお考えでしょうか。
自分なりのロジックを持つことはもちろん重要ですが、同時にフレキシブルなマインドも必要だと思います。自分の考えが絶対だと決めつけず、いろいろな人の話を聞いた上で考える。そういった柔軟性が求められます。それから、学び続けるパッションも大切でしょう。大学での学びを終え、コンサルタントに必要な専門分野の勉強を終えたとしても、学ぶことに終わりはありません。少なくともEYにおいては、常に深く学んでいくことを推奨していますし、その努力を続けることが大事だと思います。
チーム全員でレベルアップを図ることで、社会にも大きなバリューをもたらすことができるはず。そう信じて、私自身も学ぶことへの挑戦を続けていきたいと思っています。
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