EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EYSC)

 
2024.05.08
社員・プロジェクト紹介

学生の柔軟な発想が、より良い社会変化をもたらす ~第1回学生ルール形成アイデアコンテスト2024~

田中 綾乃

若者ならではの視点で、社会を変えるルールを生み出すことを狙いとした「学生ルール形成アイデアコンテスト」。
「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」の実現をテーマに開催された第1回には、100近くの団体からさまざまなアイデアが寄せられました。
2024年3月4日に行われた最終プレゼン審査の模様を、EYストラテジー・アンド・コンサルティング (以下、EYSC)若手社員の田中綾乃がリポートします。

田中 綾乃
英国国立イーストアングリア大学大学院国際開発学部ジェンダー分析学科を卒業後、2022年10月にEYSCに新卒として入社。昨年12月より、人事領域のコンサルティングサービスを行うPeople Consultingセクターへ長期アサイン中。
現在はM&A成立後の統合を人事面からサポートするプロジェクトに従事している。

 

「社会をより良くしたい」EYの気概が詰まったコンテスト
少し前まで皆さんと同じ学生だった私がまず驚いたのは、企業のトップたちが時間やお金を割いて学生たちのプレゼンを真剣に聞く、その姿勢でした。
EYは「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)というパーパス(存在意義)のもと、社会的課題解決を軸としたコンサルティングサービスを幅広く展開していますが、
このコンテストから見えてきたのは、そのパーパスを本気で実現しようというEYの気概でした。これまで見過ごされてきた若者の柔軟な発想を包括し、より良い社会の構築につなげる。
そんなユニークな取り組みはEYならではだと感じています。自分がその一員であることを誇りに思うとともに、社会的課題解決という同じ目的を持つ仲間たちと働ける喜びを胸に、最終プレゼン審査を見届けました。


純粋でシンプルな視点が、社会を変えていく
最終審査に残った4組のアイデアは、どれも創造的で素晴らしいものでした。

優勝した公共政策同好会「日本の停滞を払拭(ふっしょく)する人材育成のための学校改革に関する提案」は、学校教育の中でイノベーション人材を育てるという画期的な提言でした。
日本の若者は"社会を変えられる"という有効性感覚が非常に低く、それが政治の不参加にもつながっています。
このチームはその課題を解決するために、日本の若者が1日の大半の時間を過ごす学校の校則作りに生徒を参加させるアイデアを生み出しました。
若いうちに自らの環境のルール作りに関与することで、問題解決への意欲、有効性感覚が向上するのでは、と考えたのです。まさにルール形成アイデアコンテストの優勝にふさわしいものだったと思います。

3位の42Tokyoによる「図書館におけるRADICALXCHANGE~ブロックチェーンによる資料管理と民主的選書~」は、最新技術を用いて図書館をより有効活用していこうという提言です。
これまで選書は司書に一任されており、偏りが否めないところがありました。その課題をデータ分析プラットフォームを活用して解決するというアイデアは、「読みたい本がない」という利用者の悩み解消につながります。
また、ブロックチェーンで管理した読書記録を活用していくという視点も、新しい図書館の在り方を想起させる、大変興味深いものでした。

他のチームと比較して、よりビジネスに直結する内容だと感じたのが、同3位の慶應義塾SKIPによる「日本社会において、人に会いに行く観光を主流にするには」でした。
場所だけではなく、新たに「人」を観光資源として捉え、魅力に感じた「人」に会いに行ける観光サービス「ひとログ」は、学生らしい発想の中にビジネスの視点がしっかりと盛り込まれ、非常に完成度の高いアイデアだと思います。

4組に共通していたのは、その視点がどれも純粋でシンプルであったという点です。ビジネスを構築する際、つい複雑に考えてしまうことがあります。
しかし、皆さんの提言から改めて気付かされたのは、ほんの少し何かを変えるだけで意外な広がりが生まれるということでした。

EYで感じる、Well-beingな環境で個々のキャリアを安心して形成できるという信頼感
本日の最終プレゼンでは、「間違っていてもいいから自分の考えを話してごらん?」と、EYSCの近藤社長が学生たちに語りかける場面がありました。
新人である私も、業務の中で先輩や上司の方々から意見を求められることが多くあります。それは何も珍しいことではなく、EYではごく当たり前の風景です。
EYが、多方面で一人一人の意見や声を大切にする会社であるということを改めて実感しました。これは、将来的に、人生のビッグイベントが発生した時にも、「さまざまな選択肢の中から、自分に合った選択を"自分で決められる"」ということを意味しているのではないでしょうか。

私は、「社会の効率化とともに適材適所が進んでいく中で、なぜ業界によって性差があるのか」という疑問から、労働×ジェンダーを学び、社会的課題解決の一端を担いたいという思いでEYに入社しました。
コンサルタントはやりがいの高い仕事ではありますが、一方で激務であるというイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし、他社よりも裁量を持つことができ、従業員のキャリアや個々の働き方を尊重しているEYならば、自分が目指すDecent Work(働きがいのある人間らしい仕事)が実現できると考えました。
働き始めた今思うのは、自分が考えていたよりもずっと、EYが一人一人の声を聞いてくれる企業であるということです。

自分の働き方を自分で決めることはDecent Work(働きがいのある人間らしい仕事)の第一歩です。キャリアに注力したい人、プライベートを重視したい人、両方をバランス良くやっていきたい人、それぞれがきめられたルール・規定の中で自分の希望に合わせて働ける(自分で決められる)EYは、まさしくそれを体現しています。

最後に・・・
社会にインパクトを与える解決策を導く。それはまさにコンサルタントの仕事そのものです。そして、最終プレゼン審査に臨んだ皆さんから感じたのは、社会をより良くしたいという強い思いでした。
学生ルール形成アイデアコンテストは、本年度中に第2回の開催を予定しています。 他にはない、非常にユニークなこの取り組みに、皆さんもぜひ参加してみてください。
社会をより良くしたいという志を持った皆さんと会える日を、心から楽しみにしています。

審査結果発表 - 第1回 学生ルール形成アイデアコンテスト 2024

下記より各種お問い合わせを受け付けています。

採用に関する問い合わせはこちらのメールアドレスにお送りください。

ブログの内容やサービスに関する問い合わせはこちらのフォームにお送りください。